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母乳育児について

母乳保育の用語を解説します。

  • 乳輪

乳首の周りの褐色の部分。

  • 吸いつき

赤ちゃんが口に乳首を含むこと。

  • カンガルーケア

出産直後から数週間の時期に、赤ちゃんの隣で裸の皮膚と皮膚のふれあいをはかること。それによって赤ちゃんが落ち着いて、授乳が促進され、母性本能が高まります。

  • 初乳

出産後数日間に分泌される黄色で栄養素に豊んだクリーム状の母乳。

  • 乳房の張り

母乳がたまって、乳房が固くなった状態。通常、出産から数日経って乳白色の母乳が出始める頃に起こります。

  • 前乳

1回の授乳で最初に分泌される母乳。さらりとして、赤ちゃんののどの渇きを癒します。

  • 後乳

1回の授乳の後半に分泌され、コクがあって高カロリーの母乳。

  • 射乳反射(沸き乳)

乳房内部で母乳の分泌を促すプロセス。

  • 後陣痛

出産後数日間に起こる、子宮が元の大きさに戻ろうとして収縮することに伴う軽度から中度の下腹部痛。

  • 乳腺炎

乳腺の詰まりによって発生する乳腺組織の炎症。

母乳育児について

  • スキンシップ

赤ちゃんは、スキンシップが大好きです。それはママにとっても同じこと。ママには、出産直後からのスキンシップが勧められます。肌と肌のふれあいには、「ママがここにいる」という安心感を赤ちゃんに与えるだけでなく、赤ちゃんの体温、呼吸、血糖値を整える効果があるのです。赤ちゃんとのスキンシップはママにとっても有益で、母乳分泌のホルモンを促す効果があります。出産直後からの頻繁なスキンシップによって、母乳育児の好スタートをきることができるのです。パパも、シャツを着ずに赤ちゃんを抱っこすることで、出産直後から赤ちゃんとの絆を築いていくことができます。

  • 赤ちゃん主導の授乳

赤ちゃんが母乳を欲しがり泣いた時に授乳します。赤ちゃんには、欲しがる時に欲しがるだけ母乳を与えてください。大人だって1日のうちで摂る食事や水分の量は違います。それは赤ちゃんも同じです。頻繁におっぱいを欲しがるのは赤ちゃんが成長しているからで、より多くの母乳を必要としているのです。赤ちゃんがもっと母乳を要求することで、より多くの母乳が作られるのです。  

  • 母乳保育育児と豊胸手術

1.豊胸手術が増えている昨今、「手術をしても母乳育児ができるの?」という問い合わせが増えています。
手術をしても母乳育児は可能ですが、手術法にもよります。取りあえず授乳を試みてはいかがでしょうか。豊胸手術を受けた女性のための情報やサポートは、www.bfar.org (英語)にアクセスしてください。

  • 搾乳

搾乳の理由は、「仕事に復帰する」、「赤ちゃんを預けなければならない」、「夜お出かけしたい」など、様々です。搾乳することによって、母乳育児を継続し、その利点を赤ちゃんに与え続けることができます。
搾乳した母乳は、冷蔵庫で24時間、冷凍庫で約2週間~1ヶ月保存が可能です。

  • 母乳保育育児を迷っていますか?

はじめてママになった多くの女性は、自分は母乳育児をしたいのか、また実際できるのか悩みます。私たちは、まずは母乳育児を試してみて、それから結論を出しましょうとアドバイスしています。母乳の一滴一滴すべてが赤ちゃんのためになります。続ければ続けるほど、あなたは赤ちゃんのためにとてもよいことをしているのです。

  • 手助けの申し出は全て受けましょう。

お友達も、親戚も、同僚も、出産後数週間は、「授乳」と「休息」がママの最優先事項であると皆理解しています。完璧を目指す必要はありません。新生児のママにはやることが山ほどあるのです。

  • 暑い季節の母乳育児

猛暑の予報が出ている場合も、おっぱいかほ乳瓶かにかかわらず、生後6ヶ月までの赤ちゃんにとって必要なのは母乳だけであることを忘れないでください。暑い季節には定期的に赤ちゃんに授乳しましょう。

  • 誰の手も借りられない時は

助産士、保健士、あるいは地域の保健センター等が母乳育児を成功へ導く実践的なサポートを提供してくれます。また、ママのための地域の集まり等に積極的に参加し、ママ同士のネットワークを築いて、悩み事や解決策を共有しましょう。

パパの役割

母乳育児の最大のメリットの1つは、特別な用具が何も必要ないことですが、母乳育児をより充実させるための手助けをしてくれる便利なグッズがたくさんあります。

ユニークなパッケージデザインのトミーティッピーの新シリーズCloser to Nature®は、パパの授乳をより長期間にわたって手助けしてくれる他の母乳育児用品とともに、母乳育児をサポートするために開発されました。

中でも一押しは、最高に使い心地が良く便利なCloser to Nature®の手動/電動搾乳器。搾乳した母乳をほ乳びんや容器に保存し、パパが後で授乳することができます。 きっと夜間に活躍するはず。Closer to Nature®シリーズの核となるのは、乳房の形をしたほ乳瓶と乳首。トミーティッピーの自信作です。

柔らかい乳首は意図的に幅広に作られており、赤ちゃんはママの乳首に吸い付く感覚でほ乳瓶に吸い付くことができます。

ほ乳瓶は、パパの大きい手にもすっぽりおさまるサイズで、赤ちゃんを快適に抱くことができます。赤ちゃんはCloser to Nature®の乳首からの授乳に満足して、おっぱいからパパによるほ乳瓶授乳への切り替えやその逆がスムーズに進むこと請け合いです。

母乳育児の方法

私には母乳育児ができないのではないかと心配です。

何千年もの間ママたちは赤ちゃんを母乳で育ててきました。殆どの方が今のあなたと同じように不安だったのです。心配せずに、ママからママへと受け継がれたアドバイスに従って母乳を与えましょう。すぐに最高の満足感を得て授乳を楽しめるようになるでしょう。

母乳の正しいあげ方を教えてください。

  • まず、赤ちゃんとあなたが心地よく座れる場所を見つけてください。そこにしばらく落ち着くことになるので、空いている手の近くに携帯電話やテレビのリモコンを置くことをお勧めします。
  • 背中をまっすぐにして、赤ちゃんを乳房の高さで支えられるように、クッションか枕をひざの上に置きます。
  • 赤ちゃんを向かい合わせに抱っこして、、赤ちゃんの鼻が乳首の高さにくるようにします。
  • 赤ちゃんの口を乳首に付けると、口が自然に開きます。
  • 赤ちゃんの口が大きく開いたら、乳首を赤ちゃんの上あごに固定し、赤ちゃんを乳房に近づけます。
  • 乳房を赤ちゃんに近づけるのではなく、赤ちゃんをあなたの方に引き寄せてください。そうすることで、赤ちゃんが正しく乳首を咥えることができ、ママにとっても楽な姿勢になります。
  • 赤ちゃんが正しく吸い付いた場合、乳首や乳輪(乳首の周りの褐色の部分)が見えません。
  • 乳首だけが口に入っているのは正しい吸い付きではありませんので注意してください。
  • 母乳の授乳姿勢はほ乳瓶の時と極めて異なりますので、ほ乳瓶授乳のイメージは捨て去ってください。

正しい授乳はどうやって確認できますか?

  • 赤ちゃんの口が大きく開き、下唇が外側に丸くめくれているのが正しい授乳です(ママの位置からでは見えませんが)。
  • おっぱいを吸う時に赤ちゃんの耳がピクピク動いたり、飲み込む音が聞こえることによっても、正しい授乳を確認できます。
  • 赤ちゃんが正しく吸い付いている場合には、母乳が分泌される時にチクチクするような感覚を覚えます。
  • 最初の数秒間に何らかの不快感を覚えた場合には、赤ちゃんの口角から指をそっと差し入れて赤ちゃんを離し、もう一度吸い付かせてください。

その他正しい授乳のための注意事項はありますか?

練習あるのみです - 赤ちゃんを正しく吸い付かせるのは、出産後にママと赤ちゃんが習得しなければならない大切なスキルです。頭であれこれと悩む必要はありません。4週間から6週間もすれば、うんと楽になります。

よく飲み、よく食べましょう- 規則正しく食べましょう。疲れたり、いらいらしたり、落ち込んだりせずに適量の母乳を分泌するためには、普段より多くのカロリーが必要です。妊娠中と同じように、バランスのよい食事を心がけ、新鮮な食品をできるだけ摂取しましょう。授乳期はのどが渇きますので水分を多くとります。ただし、お茶、コーヒー、炭酸飲料は取り過ぎないように気をつけてください。発泡水も、酸が母乳に混じり込んで赤ちゃんの機嫌が悪くなる原因となるため、避けてください。授乳中も手近に水を入れたボトルかコップを置いておきましょう。

赤ちゃんがお腹いっぱいになったのはどうやってわかりますか?

  • 赤ちゃんが正しく吸い付いたら、乳首を離すか、眠ってしまうまで授乳を続けます。
  • 赤ちゃんが欲しがらない場合も、毎回両方の乳房から授乳を試みてください。
  • 片方の乳房で赤ちゃんのお腹が満たされた場合には、次の授乳は反対側から始めてください。
  • どちら側から授乳をはじめればいいか覚えておくために、ブラの紐にリボンをつけるのも1つのアイデアです

授乳はどのくらいの頻度で与えればいいですか?

  • 母乳は赤ちゃんが必要とする量に応じて作られますので、授乳回数が多いほど、多くの母乳が分泌されます。
  • 赤ちゃんが欲しがるだけ母乳を与えることによって、母乳の供給量が保たれます。
  • 特に出産直後は、母乳量を確保するために十分な休息をとることが非常に重要です。

ほ乳瓶やおしゃぶりはいつから使い始めたらいいでしょうか?

赤ちゃんにほ乳瓶に慣れてもらいたいと考えるママもいますが、赤ちゃんがおっぱいから気をそがれてしまう可能性もありますので、母乳育児が軌道にのる生後4週間までは待つことをお勧めします。ほ乳瓶の乳首とママのおっぱいでは、母乳を飲む感覚が異なるため、生まれてすぐの赤ちゃんが混乱してしまう場合もあります。

母乳以外に水や粉ミルクを与えたほうがいいでしょうか?

赤ちゃんが規則的におっぱいを欲しがって、体重が順調に増え、1日に6枚から8枚のおむつ交換が必要な場合には、必要ありません。母乳には赤ちゃんが必要とするすべてが含まれており、それ以外のものを与えると、赤ちゃんがおっぱいを飲む時間が短くなり、その結果母乳の分泌量が減ってしまいます。
 

母乳育児についての誤解

あなたが妊娠を公表したとたん、「赤ちゃんの育て方」に関する知人・友人からのさまざまなアドバイスや情報の嵐に驚かされたことでしょう。これらの多くは役立つ情報ですが、中には誤った認識もあることでしょう。でもご安心ください。私たちはこれらの誤解を解き、新米ママとなるあなたを応援します。

「母乳が薄すぎたり、濃すぎたりすることがある。」

誤解です。母乳は常に理想の栄養源。1回の授乳においても、水のようにさらさらとしたのどの渇きを癒す前乳から栄養価が高くコクのある後乳まで、赤ちゃんのニーズに合わせて変化するのです。水っぽかったり、クリーム状だったりという母乳の見かけは気にしないでください。赤ちゃんにとって母乳はいつも完全食です。

「授乳の回数が多すぎるわ。きっと母乳の量が足りないのね。」

誤解です。正しい姿勢で授乳し、授乳後に赤ちゃんの機嫌がよければ、頻繁な授乳は良い事です。なぜなら頻回授乳は、母乳の分泌を刺激し、今後の母乳の蓄えを作りますからです。赤ちゃんは食事としてではなく、のどの渇きを潤すためにおっぱいを欲しがる場合もあります。それに、新生児の胃袋はくるみとほぼ同じサイズ。だから、「頻繁に」、「少しずつ」が重要なのです。

「授乳は規則正しく、4時間おきが理想よ。」

誤解です。赤ちゃんが正しく吸い付いていれば、あとは欲しがる時に授乳してください。赤ちゃんの食欲は、日や時間によってまちまち。だから、最初の数週間は決まった授乳パターンなど期待しないでください。

「乳腺炎になったら、授乳はやめたほうがいい。」

誤解です。乳腺炎になったら、母乳を乳房から出すことが大事です。乳腺炎に処方される抗生物質は、赤ちゃんに害はありません。ただし、場合によって軟らかい便が続くことがあります。

「母乳をあげすぎると、赤ちゃんが太るわよ。」

これも誤解です。母乳は栄養的に完全食です。母乳の栄養バランスは、成長する赤ちゃんのニーズに合わせて週や月ごとに変化します。

「母乳をあげている間は、妊娠はしないわよ。」

とんでもない、妊娠の可能性は大有りです。母乳をあげている間も、産婦人科などの専門家によるアドバイスにしたがって避妊するのが賢明です。
 

母乳育児の利点

赤ちゃんにとって、母乳は人生の最良のスタートです。自然の摂理によって、母乳には生後6ヶ月までに必要なすべての栄養が含まれており、生後1年を超えても赤ちゃんの食事を完璧に補足します。

英国保健省は、生後6ヶ月までの完全母乳育児を推奨しています。以下は母乳育児が奨励される理由です。

赤ちゃんにとっての利点:

  • 母乳には感染から赤ちゃんを守るための抗体が多く含まれており、喘息やアトピーなどのアレルギー発症率を低減します。
  • 母乳は無菌で、常に適温です。
  • 母乳は赤ちゃんが消化しやすい飲み物です。
  • 母乳は乳児の脳の発達を促します。

お母さんにとっての利点

  • お金がかかりません。
  • 出産後、子宮が元のサイズに戻るのを助けます。
  • 母乳育児をした女性は、子宮がん、乳がんや骨粗しょう症などにかかりにくいとの報告もあります。
  • 母乳は一日約800カロリーを消費するため、妊娠中に増加した体重の減量に効果的です。
  • 母乳育児は、幸せを感じるホルモンの分泌を促し、ママと赤ちゃんをハッピーにします。

赤ちゃんにとっての母乳の利点

  • どのメーカーの粉ミルクでも母乳にかなうものはありません。
  • いつでも、どこでもすぐに授乳ができます。
  • お金がかかりません。
  • 母乳は赤ちゃんの成長ニーズに合わせて成分が変化します。
  • ほ乳びんを消毒したり、ミルクを調合する手間がかかりません。
  • 粉ミルクの赤ちゃんに比べて、おむつがにおいません。
  • 健康上の利点は生涯持続します。
  • 赤ちゃんの免疫システムが強化されます。
  • 赤ちゃんの知能指数を高めます。
  • ママが妊娠以前のスタイルを取り戻すのに役立ちます。
  • ママの乳がん、子宮がん、卵巣がんのリスクを低減させるという報告があります。
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